Phinloda のいつか聴いた曲

チューリップ - 青春の影

チューリップの初期の曲から、今日紹介するのは青春の影。心の旅が表の代表曲なら、これは裏の代表曲と言ってもいいだろう。CMで使われたりして有名なので、チューリップの初期のファンでなくても、必ずセレクトする一曲になるはずだ。1974年の曲。

名曲と言われているのだが、実は内容は難解。あるいは曖昧。後半を別れと解釈すれば、出会いから別れまでということになるが、決定的な表現が何も使われていないので、人生の厳しさを歌っているという説もあるらしい。タイトルが「青春の影」だが、歌詞の中には「青春」も「影」も一度も出てこない。まあ、あまり深く考えないで聴いていいのでは、と思う。

ピアノをバックに歌がいきなり始まる。簡単な伴奏が、かえって曲に重厚な雰囲気を加えている。1番と2番の区切りのところのベースランニングがアクセントになっていて、本のページをめくっているような感じがある。全体にベースにこだわりが感じられる構成で、そういうところまで人生の流れを表現しようとしているのだろうか。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/25734775.html です。

2010-08-20 13:00:19 JST

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