Phinloda のいつか聴いた曲

松浦亜弥 - 100回のKISS

松浦亜弥さんの1stアルバム「ファーストKISS」から1曲選ぶとしたら、私ならこの曲100回のKISSなのである。多分普通にファンの人なら「トロピカ~ル恋して~る」のようなポップでキュートな系列の曲を選ぶような気がするのだが、私はヒネているので、こういう曲の方がいいのだ。

作詞・作曲はつんく氏。1st に入っている中ではやや内気な少女を想定している感じ。「100回」と「絶対」のように、どうでもいい所を韻を踏んでいるところはつんく流なんだろう。全体を通してよく読むとバラバラなんだけど、それがうまく混乱した気持ちを表現しているというのは考えすぎなんだろうか。

曲はそれなりに。歌に入る直前のディストーションの効いたエレキが何となくカタストロフィーを感じさせる。「別に…」のところのツナギが上手いと思うし、サビの最後をマイナーコードで〆ていて、最後の最後はメジャーコードで終わらせるのとか、何となく聴いたことありげな感じの中で個性を感じさせるあたり、やはりいい曲なんじゃないかと。このアルバム、キャピキャピと騒がしい曲が多いだけに、この曲、結構リズムとかしっかりしているのだが、相対的にしっとりした感じに聴けてしまうのである。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/26404624.html です。

2010-11-01 02:51:13 JST

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