Phinloda のいつか聴いた曲

風 - 流れる

昨日紹介した曲は Moony Night というアルバムに入っているのだが、このアルバムの曲をあまり紹介していなかったのでもう一曲、風で流れる。作詞、作曲は伊勢正三氏。

正やんにしては短い歌詞。時が流れるというのはセカンドアルバムの「時は流れて」にそのまんまのタイトル「時の流れ」という曲があるが、その分かりやすさに比べたらこの曲はイメージし難いかもしれない。視点でいえば「時の流れ」は流れる時の中に立っている人の目線で、この曲は流れた末にたどり着いた人が他のところから今までを振り返っているというメタな視線になっている。だからもしかすると歳を取るとよく分かるのかもしれない。

曲はストリングスの fade in から始まる。このアルバム全体にいえることだが、風の曲っぽさはあまりない。転調して強引に元に戻すという構成と、エンディングでどんどん転調していくアレンジが「流れる」ことを表現している。頑張っているベースに注目。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/27262669.html です。

2011-02-16 03:00:19 JST

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