Phinloda のいつか聴いた曲

かぐや姫 - おはようおやすみ日曜日

金冠日食が珍しく見えたと思ったら翌日は雨、よく1日ずれてくれたものだが、引き続き星空ソングを紹介する。今日紹介するのは、かぐや姫の名曲、しかしまだ一度も紹介していなかったおはようおやすみ日曜日。今まで3つ紹介サイトを選んできたのだが、どこにも出ていないので紹介できなかったのだ。それほどまでに出てこないということは、あまりメジャーな曲ではないのだと思うが、個人的には名曲だと思っている。

作詞は伊勢正三氏。東京にきれいな星空が残っているというのは、もちろん空気の澄んだ田舎に比べようもないのだが、特に最近の節電対策で深夜に少し街灯が暗くなった頃に歩いてみると、確かにそういう日も結構あるのだ。私がこの歌を最初に聞いた時はまだ関西に住んでいたから実感できなかったのだが、その後ずっと東京にいて、確かにそういうものだとよく分かる。描かれているシーンが神田川、赤ちょうちんのような叙情派フォーク全盛期のテーマを思い出させてくれるのも何かうれしい。

作曲は山田つぐと氏のクレジットになっている。正やんとパンダさんのコラボは珍しいのだ。イントロとエンディングのストリングが美しい。個人的には朝焼け、あるいは夕焼けのような色をイメージしているのだが、何か違うだろうか。凝った所が何もない素直な流れのメロディが、マイナーコードなのに何となくちょっと明るい気分にさせてくれる。この曲は再結成時のアルバムなのだが、コーラスは全盛期のかぐや姫を髣髴とさせる。

※このページは Yahoo!ブログに投稿された内容を転載・編集したものです。オリジナルの URL は https://blogs.yahoo.co.jp/phinloda/29656510.html です。

2012-05-22 19:06:16 JST

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