今日の曲は、King Crimson さんの『Indiscipline』。
アルバム「Discipline」の4曲目。 discipline は日本語にすると「規律」といった所だが、規律は語感的にちょっとしっくりこない。強制されたルールとか、そんな感じで解釈すると、そもそも音楽というのが discipline に基づいて作られるべきものであって、そこに indiscipline という反語的なイメージを持ってくるから面白くなる。即興音楽というのは規律なき規律だといえるわけだ。 このアルバムの各曲が複雑なりにもかなりパターンにはまった構造になっているのに対して、この曲はちょっとズレているのだ。穿った見方をすれば、ズレるという規律を適用したのである。