NHK特番問題
NHK特番問題について、中川昭一経産相談。「NHKとの面談は2月2日だった。」
2月2日に面談できるってことは、それ以前に電話で連絡しているか、あるいは秘書レベルでの交渉がそれ以前にある筈、って話だろうか? 放送は1月30日だから、その時点で根回しは終わっていないとおかしいと思われる。
同氏による番組についてのコメント。「見ていないが、あの番組はひどかったのでは」
中川氏は番組を見なくても内容が分かるらしい。あ、私もそう。たまにそういうことありますよね? さらに、かなり興味深い内容のことを発言している。こういう報道は基本的に見落としてはいけないのだが、同氏談。「当方から放送内容の変更や放送中止は一切言っていない」。
つまり、放送内容の変更や放送中止に関して、NHK側から持ち出されたことは否定していないし、それについてどう答えたのかも全く述べていないようだ。もっと大胆に想像すれば、中川氏は言ってないが秘書が言った、というような状況については何も報じていないわけだ。
さて、もう一人。安部氏談。「公平公正な報道を行ってもらいたいと述べたのが真実。圧力をかけたことは全くない。」
公平公正な報道をしろって圧力をかけているような気がするのだが? もちろんこの「公平公正」の前には「自民党的に」という言葉が省略されているものと推測されるということで、結構怖い話だ。
とりあえずノーカット版を放送してみて、視聴者の審判を…ってのはNHKじゃ無理か。
(2005-01-14)
2005-01-14 14:38:29
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