もう一曲、吉田拓郎さんからある雨の日の情景。この歌は初紹介である。大ヒット曲「結婚しようよ」のB面収録曲なのだが、実はシングルで聞いたことがない。アルバム「人間なんて」にも収録されているのだが、初めて聴いたのがそれなのかも定かではない。ラジオかもね。
作詞は伊庭啓子氏、補作詞が吉田拓郎氏となっている。しかしこの歌も、雨は別れのイメージではなく、昨日紹介した「たどり着いたらいつも雨降り」と同じく、抵抗や試練、思い通りにならない世の中の象徴のようなものとして使われている。バスの中にいる人と、バスに乗れずに外を歩いている人の対比が面白い。歌詞というより詩の世界である。
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です。